JRAは11日、第19回ヴィクトリアマイル（GI、芝1600m）の前日最終オッズを発表した。
武豊を背にGI2勝目を狙うナミュール（牝5、栗東・高野友和厩舎）が単勝2.3倍で1番人気、マジックマン・モレイラが跨るマスクトディーヴァ（牝4、栗東・辻野泰之厩舎）が単勝2.6倍で2番人気。
以下、ウンブライル（牝4、美浦・木村哲也厩舎）が単勝11.7倍で3番人気、フィアスプライド（牝6、美浦・国枝栄厩舎）が単勝14.3倍で4番人気。
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■単勝10倍台に妙味と安定感
過去10年、単勝オッズ3.9倍以下だった馬は【2.1.1.3】で勝った2頭は1倍台だったグランアレグリアとアーモンドアイ。この時の2番人気はともに7倍台でオッズの開きが大きかった。その視点で考えると、今年抜けた人気に推されているナミュールとマスクトディーヴァを疑うのはナンセンスか。
馬券内率の高いゾーンは「4番人気以下」かつ「単勝10.0～19.9倍」で【4.1.6.15】勝率15.4％、複勝率42.3％をマーク。5歳以上に限ると【3.1.4.5】勝率23.1％、複勝率61.5％までアップする。今年のメンバーならフィアスプライドに妙味。4歳馬は【1.0.2.11】と微妙だが、前走阪神牝馬Sで上がり3位以内の末脚を駆使し2、3着だった馬なら【1.0.2.1】と好成績。また、好走馬3頭は最低でも近3走で馬券圏内を確保していた勢いのある馬たちだった。ウンブライルもモリアーナも前走阪神牝馬Sで上がり3位以内をマークし好走しているが、近走を見たときの勢いという面ではやや割り引きが必要かもしれない。
単勝100倍以上で好走したのは2015年3着のミナレットのみで、穴狙いなら【1.3.1.60】の20.0～99.9倍までが現実的。このうち、関東騎手が騎乗する2桁人気馬なら【1.3.1.17】複勝率22.7％を記録。また前に行ける馬のほうが穴をあけやすく、今年のメンバーならライラックとフィールシンパシーは押さえたい。
馬連は（6）マスクトディーヴァ－（10）ナミュールが3.1倍、3連複は（5）ウンブライル－（6）マスクトディーヴァ－（10）ナミュールが8.8倍、3連単は（10）ナミュール→（6）マスクトディーヴァ→（5）ウンブライルが24.3倍で1番人気。ナミュールとマスクトディーヴァが連対しない3連単は（5）ウンブライル→（2）フィアスプライド→（6）マスクトディーヴァの組み合わせで311.1倍となっている。
■11日・前日最終オッズ
人気馬名単勝1ナミュール2.32マスクトディーヴァ2.63ウンブライル11.74フィアスプライド14.35スタニングローズ17.16モリアーナ17.77コンクシェル21.88ハーパー27.49ライラック43.810フィールシンパシー54.511ドゥアイズ57.112サウンドビバーチェ86.113ルージュリナージュ109.814テンハッピーローズ134.015キタウイング175.0
※出馬表・結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発表のものと照合し確認してください。
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（SPREAD編集部）
