店舗の壁一面に絵を描き、街を盛り上げたい-。鹿児島県日置市吹上の会社員、小牟田光四郎さん(36)が壁画やシャッターアートの制作を希望する市内の店舗を募っている。5店限定で、題材は依頼に応じる。「街中を歩く人が少ないので、にぎわいと明るさを取り戻すことにつながれば」と意気込んでいる。
同市日吉出身。以前勤めていた鹿児島市のバイク店で塗装を手がけるうち、アートへの興味を深めた。2015年には福岡のエアブラシスクールに通い、写実的なタッチやイラスト調のキャラクターを描き分けるようになった。
仕事の傍ら、エアブラシペインターの「KOH(光)」としても活動。昨年夏には、日置市内にある子どもたちの交流拠点のシャッターなどに「家族愛」をテーマに絵を描いたほか、野外イベントでも壁画を担当した。
壁の大きさにもよるが、制作には1週間程度かかる。塗料など実費が必要。小牟田さんは「街中で目立つので店の宣伝効果がある。“映えスポット”として注目されるのでは」と語った。問い合わせは=080(1799)7661。