20年ぶりVを目ざすアーセナル、マンUを1-0撃破! マンCとの優勝争いは最終節で決着へ。冨安健洋はフル出場で5連勝に貢献

現地時間5月12日に開催されたプレミアリーグ第37節で、2位のアーセナルは、8位のマンチェスター・ユナイテッドと敵地オールド・トラフォードで対戦。7日の全体トレーニングを欠席し、状態が心配された冨安健洋は、無事に4試合連続で先発した。

マンチェスター・シティと熾烈な優勝争いを繰り広げるアーセナルは20分、ペナルティエリア右を攻略したハバーツのラストパスから、トロサールが流し込み、さっそく先制点を奪う。絶好調のベルギー代表FWは、直近5戦で4点目となった。

さらに28分には、ペナルティエリア手前でセカンドボールに反応した冨安が、思い切りよく右足を一閃。しかし、ブロックに阻まれる。

43分にはガルナチョに右サイドを崩され、クロスを送り込まれるが、守護神ラジャが鋭く反応し、弾き出す。新進気鋭の19歳ガルナチョには、60分にもフリーの状態からシュートを浴びるも、枠を外れて難を逃れる。

【動画】ハバーツ→トロサール!絶好調コンビで鮮やかにフィニッシュ
追加点が遠いなか、67分にトロサールを下げ、マルチネッリを投入する。すると、そのマルチネッリは79分に左サイドからカットインし、渾身のシュートを放つが、GKオナナに左手一本で防がれ、ビッグチャンスを逃す。

82分には冨安と同じく出場が危ぶまれていたサカに代え、ガブリエウ・ジェズスも送り込む。

結局、20分以降はスコアが動かず、1-0のままタイムアップ。接戦をモノにしたアーセナルが5連勝を果たし、1試合消化が少ないシティをかわし、暫定で首位に浮上した。この結果、一騎打ちのタイトルレースは最終節までもつれ込むこととなった。

なお、アルテタ監督から厚い信頼を得ている冨安は、フル出場でユナイテッド撃破に貢献した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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