「川井姉妹」が子ども指導 津幡レスリング場オープン 「次の金メダリストを」

子どもたちにレスリングを教える金城選手(中央右)と恒村選手(同左)=12日午前11時、津幡町のサンライフ津幡

 津幡町が町中高年齢労働者福祉センター「サンライフ津幡」に整備したレスリング場のオープン記念式典は12日、同施設で行われた。町出身で五輪レスリング女子金メダリストの金城梨紗子、恒村友香子両選手に続くホープを育て、「レスリングのまち」を目指す拠点となる。式典後には「川井姉妹」が子どもたちに体験教室を開いた。

 レスリング場は約200平方メートル。姉妹の金メダル獲得を顕彰する目的もあって整備された。式典では矢田富郎町長があいさつ、日本レスリング協会副会長の馳浩知事らが祝辞を述べた。

 金城選手は「うれしく感謝の気持ちでいっぱい」と話し、恒村選手は「次の五輪選手や金メダリストが出るのを楽しみにしている」と期待した。

 体験教室には小学生約30人が参加し、タックルの練習などを行った。同町井上小4年の宮本麻子さん(9)は「とても楽しかった」と笑顔を見せた。

  ●町内初のクラブ設立、母が代表

 レスリング場整備に合わせ、町内初のレスリングクラブ「サンキッズレスリング」が設立された。金城、恒村両選手の母・川井初江さん(54)が代表を務め、両選手は特別コーチを務める。

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