大阪・関西万博に合わせ和歌山大学生と振興局が和歌山県の取組み発信へ

来年(2025年)開催される大阪・関西万博で、和歌山大学の学生と和歌山県7つの振興局が連携して、県内それぞれの地域の課題解決のための取組みについて、発信を目指すことになりました。

これは、和歌山大学をはじめとする県内の高等教育機関が、地域の発展や課題解決などで協力する共同体「高等教育共創コンソーシアム和歌山」が、大阪・関西万博以降も、学生と地域が連携して県内の魅力発信を続けることを目的に、県内7つの振興局と和歌山大学の学生がエリアごとに取組むものです。

例えば、伊都()振興局では「高野山麓地域の周遊観光促進」をテーマに、フィールドワークや現地でのヒアリングを通して、何度も訪問してもらえるような楽しみ方の提案を学生の視点で考えます。

日高振興局では「和食の源流は日高にあり」と銘打ち、日高地方の郷土料理について地元の生活研究グループなどに調査したり、体験メニューの開発を行ったりする計画です。

岸本周平知事は「県の万博推進課の職員も一生懸命準備している。全国や世界の和歌山県に対する期待は低いかも知れないが、だからこそ、アッ!と驚く展示にしたい」と意気込みを示しました。

県では、この取組みを大阪・関西万博の「TEAM EXPOパビリオン」で発表することを目指していて、今月(5月)19日、和歌山市西高松の和歌山大学松下会館で、岸本知事や和歌山大学の本山貢()(もとやま・みつぎ)学長、プロジェクトに参加する学生が参加してのキックオフ会議を開く予定です。

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