6月8日 チャグチャグ馬コ 通常開催

ポスター手にチャグチャグ馬コをPRする保存会関係者

 みちのくの初夏を彩る風物詩「チャグチャグ馬コ」は、6月8日に滝沢市から盛岡市まで約14キロのコースで開催される。新型コロナウイルスの影響を受けなくなったことから、チャグチャグ馬コ保存会は、過去最多だった2023年の22万3000人と同規模の入り込みを期待している。昨年並みの馬の参加を目指してはいるものの、馬の確保が難しい事情も踏まえて乗り手や引き手の一般公募は見送った。

 チャグチャグ馬コは、装束をまとった馬が滝沢市の鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社から盛岡市の盛岡八幡宮までのコースを練り歩く伝統行事。国の無形民俗文化財に指定されている。

 観覧者は発着点となる鬼越蒼前神社、盛岡八幡宮のほか、休憩地点となる盛岡市の青山町盛岡ふれあい覆馬場プラザ前通りと材木町商店街の2カ所で馬コと触れ合うことができる。また、JR盛岡駅―ビッグルーフ滝沢間で有料のシャトルバスを運行する。

© 岩手日日新聞社