「この辺りでは珍しい」丹精したクリンソウ見頃 市貝の門井さん方、小川沿いに170株

見頃を迎えている門井さん宅のクリンソウ

 【市貝】刈生田(かりうだ)の門井千代子(かどいちよこ)さん(79)の自宅敷地に咲くクリンソウが見頃を迎えている。昨年、知人から苗をもらい育ててきた。門井さんは「この辺りでは珍しい花。ぜひ見に来てほしい」と話している。

 クリンソウはサクラソウ科の多年草で、県内は日光地域などに群生地がある。門井さん宅は敷地の中を小川が流れ、そこに咲くミズバショウは有名。クリンソウはその小川に沿って約170株が植えられていて、今月になって雑木林の木陰で白やピンク、紫の小さい花が咲き始めた。

 苗を植えてから雑草取りなどをして、丁寧にクリンソウを育ててきた門井さん。花のシーズンは比較的長く、「今年もまだまだ咲きそう。来年になれば、もっと花を付けてくれるでしょう」と目を細めていた。現地への地図は道の駅サシバの里いちかいに置いてある。

見頃を迎えている門井さん宅のクリンソウ

© 株式会社下野新聞社