中核公園オープン!最新鋭の遊具、初設置も 中央部分に集会所を併設 市営プール跡地、建設が進められていた「新座セントラルキッズパーク」 1億7千万円を投入、災害時は避難所に

オープン記念式典でクライミング遊具の前でテープカットする新座市町内会連合会の清水由紀子会長(左から)、安藤友貴県議、並木傑市長、島田久仁代・市議会議長、平松大佑県議、嶋野加代市議=新座市道場1丁目

 埼玉県の新座市営「片山ファミリープール」の跡地で建設が進められていた「新座セントラルキッズパーク」の工事が完了し、供用を開始した。児童らが遊ぶための最新鋭の遊具が整備され、災害時の避難所にも活用できる。市内48番目の都市公園で、同市南部の中核公園として始動した。

 同公園の敷地は約6250平方メートル。中央部分に集会所を併設し、その西側に幼児らが水遊びができる「じゃぶじゃぶ池」(水深約5センチ、長さ約27メートル、幅約3メートル)、アスレチックができる複合遊具、トイレ、あずまや、駐車場(16台)とケヤキやツツジなどを植樹した植樹帯を整備した。

 集会所の東側には合成繊維のロープをピラミッド形に組んだクライミング遊具を市内で初めて設置したほか、健康器具4基とうんていなどコンビネーション遊具、地下に洪水対策用の雨水貯水槽(貯水量約290立方メートル)、ベンチ、駐輪場、駐車場(19台)を造った。

 同公園は老朽化により2017年に閉園した「片山ファミリープール」の代替え施設として、18年4月から建設に着手。建設費計約1億7千万円を投入し、24年3月に完成した。西側部分の施設は23年までに順次、供用を開始している。

 4月26日、完成に伴う記念式典が開かれ、並木傑市長や地元の町内会長ら関係者約20人が出席し、テープカットなどが行われた。並木市長は「子どもたちを応援する施設で、市の防災拠点の一つでもある。多くの市民に喜んでもらえる施設にしていきたい」などとあいさつした。

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