日光東照宮に盆栽の名品 サツキやモミジ、国内外の40点ずらり

日光東照宮の境内に展示されている盆栽

 【日光】山内の世界遺産・日光東照宮で20日まで、盆栽の名品を集めた「第2回日本宝樹展」が開かれている。威風堂々とした盆栽の数々が並び、世界遺産とのコラボレーションで訪れた人を楽しませている。

 日本宝樹会主催。同会は、徳川家康(とくがわいえやす)が盆栽を愛好したことにちなみ、2015年の東照宮400年式年大祭をきっかけに発足した。

 今回は国内外の愛好家が丹精した大小40点を出品。約半数を占めるサツキのほか、モミジやカエデなどを陽明門周辺などに展示している。米国からは五葉松の出品があった。

 実行委員長を務める新川進(しんかわすすむ)さん(47)は「日本の文化である盆栽を間近で見ることで、何かを感じてもらえたらいいですね」と話している。拝観料で観覧できる。(問)新川さん080.1337.4640。

日光東照宮の境内に展示されている盆栽

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