県高校総体前特集 テニス男子 注目選手紹介① 【大分県】

大分開催となるテニスの全国高校総体(インターハイ)。地元出場枠が設けられ、団体は2位まで、個人シングルスは4位、同ダブルスは2位までの選手、ペアが出場できる。組み合わせが決まり、25日から始まる県高校総体を前に注目選手を紹介する。

松永朔太郎(大分舞鶴3年)

2006年5月19日生まれ 172cm、69kg 須恵中学校出身(福岡県)、前所属チームはグリーバルアリーナ

高校1年の頃から全国舞台を経験している全国トップクラスの実力者。ハードヒッターで攻撃的なストロークが武器。「強く打つことだけを考えていたが、最近は緩急をつけて打てるようになり戦術の幅が広がった」と、対戦相手のタイプによって硬軟に打ち分ける。「これから数カ月で技術レベルは変わらない。メンタルを整えて個人、団体で日本一を目指す」。最終学年でキャプテンとなった。心身ともに充実している。

気になる選手

チームメート全員

団体戦では仲間なので、一緒に勝ち上がりたいという思いは強いが、個人戦は別。友達であっても後輩であっても負けられない相手になる。いつも練習しているので、手の内を知り尽くしているからこそ負けたくない。

栄圭吾(大分舞鶴3年)

2006年5月22日生まれ 173cm、63kg 友泉中学校出身(福岡県)、前所属チームはドリームTS

予測力に優れた選手。体の開きや目線、クセを見抜き、ネットプレーで仕留めるのが得意パターン。3月の全国高校選抜では思うような結果を出せず、苦い経験に終わった。「詰めの甘さがあった」と大会後は自分自身を追い込み、懸命にボールを追う日々が続く。大分開催となる全国高校総体に「たくさんの応援を味方につけたい」と意気込む。「まずは県総体で出場権を獲得したい」と慢心はない。

気になる選手

松永朔太郎(大分舞鶴3年)

中学の頃から対戦しているが一度も勝ったことがない。県高校総体では個人シングルス、ダブルス、どちらでもいいので勝ちたい。対戦したら強打に合わせず、ゆっくりとした展開に持っていき、自分のペースに持ち込みたい。

吉永千恩(大分鶴崎2年)

2007年4月20日生まれ 172cm、61.4kg 大東中学校出身、前所属チームはテニスアカデミーラフ大分校

打倒・舞鶴に燃える大分鶴崎の2年生エース。「個人、団体の全てでインターハイに出ることが目標」と大会を前に気合十分。大きく早く回り込み体重を乗せた強烈なフォアハンドを得意とする。5月の県外遠征から調子を上げており、末延辰夫監督は「どんな相手でも臆することなく振り抜けば、結果はついてくる」と期待する。県高体連のシングルスランキング(3月30日付け)は4位にランクされ、勢いに乗っている。

気になる選手

川原功聖(大分舞鶴2年)

高校に入ってからの対戦成績は0勝2敗で勝ちなし。うまくて粘りもあり、厄介な選手だが、同学年に負けるのだけは悔しい。県高校総体で個人シングルス、ダブルスで対戦するとなるとどちらも決勝になる。1ポイントずつ積み重ね、決勝の舞台で対戦できたらうれしい。

(柚野真也)

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