「ウクライナの歌姫」ナターシャさん出演 人道支援コンサート、18日に青森市で

「平和への祈り」への来場を呼びかける平川大会委員長(左)と大矢ガバナー

 青森県を区域とするライオンズクラブ国際協会332-A地区(大矢進ガバナー)は18日、青森市のリンクステーションホール青森で、ライオンズデー・LCIF人道支援「平和への祈り」を開催する。第1部ではウクライナ出身の歌手ナターシャ・グジーさんが平和への願いを込めたコンサートを開く。大矢ガバナーらは「平和への関心を持つきっかけにしてほしい」と広く来場を呼びかけている。

 同地区第70回年次大会の記念行事の一環。「ウクライナの歌姫」と称されるナターシャさんは、6歳の時にチェルノブイリ原発事故で被ばくを経験。その体験や平和への願いを音楽とともに伝える活動を続けており、2000年からは日本でもコンサートなどを行っている。18日は同国の民族楽器・バンドゥーラの音色とともに歌声を披露する。

 第2部では「地球への貢献」をテーマに、環境や社会、経済の視点から次世代のリーダー像について意見を交わすパネルディスカッションを行う。

 会場ではウクライナの伝統料理や布製品も販売する予定。誰でも無料で入場できるが、会場に募金箱を設け、寄せられた善意を、ウクライナから他国へ避難した子どもたちの支援などに充てる。同地区の平川五十吉・第70回年次大会委員長は「平和の尊さやありがたさを感じるきっかけにしてもらいたい。ライオンズクラブの活動も広く知ってもらいたい」と話している。第1部は午後1時半から、第2部は同3時15分から。問い合わせは同地区キャビネット事務局(電話017-718-8121)へ。

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