「B2優勝、B1昇格目指す」 青森ワッツ 新社長にバッファロー・渡邊裕介氏 前任北谷稔行氏はGMに

渡邊 裕介新社長

 青森ワッツを運営する青森スポーツクリエイション(ASC)は16日、青森市内で臨時株主総会と取締役会を開き、新社長にパソコン周辺機器の製造・販売などを手がける「バッファロー」(名古屋市)販売統括部部長の渡邊裕介氏(46)を選任した。前任の北谷稔行氏(43)は取締役ゼネラルマネージャー(GM)に就いた。渡邊氏は、地域に根差した会社づくりを掲げ「来季B2優勝、B1昇格を目指す」と決意を示した。

 ASC社を巡っては、筆頭株主企業の経営破綻によって連鎖的に経営危機に陥ったが、資産管理会社「メルコグループ(G)」(東京都)が新たなオーナーとなる形で経営を再建。メルコGの子会社であるバッファローから渡邊氏を新社長に招いた。

 渡邊氏は「地域活性化につながる、バスケットボールを中心とした独立採算で成り立たせるチームとして、他の模範となるような安定経営と運営を目指す」と決意表明。その上で「ワッツという青く凛(りん)と燃える情熱の炎をさらに燃え上がらせるため、私自身、決意と信念を持って精進する」とコメントした。

 GMとしてチーム編成を担う北谷氏は「ワッツは今までよりも勝つことを求められており、来季以降も見据えたチームづくりをする。皆さんの力をお借りして本気でB1を目指す」と意欲を見せた。

 選任された他の取締役は次の通り。

 ▽鹿内龍治、冨谷(ふかや)英人、藍健樹

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