電柱のアース線切断容疑で男を逮捕 群馬県警渋川署 管内で同様の被害が数十件

切断されたアース線。県警が関連を調べている=14日、渋川市

 群馬県渋川市内の電柱のアース線を切断したとして、渋川署は15日、器物損壊の疑いで、同市の自称アルバイトの男(46)を逮捕した。昨年以降、同署管内で同様の被害が数十件確認されており、同署が関連を調べる。

 逮捕容疑は昨年6月27日午前5時45分ごろ、同市石原にある電柱に設置されたアース線1本(1000円相当)を切断した疑い。

 同署によると、容疑を認めている。同年7月10日、電柱を管理する高崎市内の通信会社の従業員から同署に連絡があり被害が発覚。防犯カメラなどから、男が浮上した。他の被害についても関与をほのめかしており、同署が裏付け捜査を進める。

 アース線は雷が電柱に落ちた際などに、電気を地面に流す役割を持つ。切断による影響は確認されていないという。

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