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東アジア初のパラ陸上の世界選手権は17日、神戸市須磨区のユニバー記念競技場で開幕する。104カ国・地域の1073人が一堂に会する本番を前に16日、会場で各国代表選手らの会見があり、世界パラ陸上競技連盟(WPA)のポール・フィッツジェラルド代表は「選手たちの強い意志、努力の全てを見てほしい」と呼びかけた。
当初、2021年の開催を予定していた。新型コロナウイルス禍で2度の延期を余儀なくされたが、感染症法上の位置付けが「5類」に移り、有観客で開かれる。大会組織委員会の増田明美会長は「準備万全。選手たちは最高のパフォーマンスで頑張ってくれる」と期待を寄せた。
今大会は夏のパリ・パラリンピックの最終選考を兼ねており、ハイレベルな争いが見込まれる。東京パラリンピックの女子100メートル(脳性まひT34=車いす使用)を世界新記録で制したハナ・コックロフト(英国)は「同じ年に巨大な大会がある。ドキドキしている」と、はやる気持ちを口にした。
25日まで。当日券もある。(有島弘記)