タイ財務相、金利より金融アクセスを懸念 中銀総裁と会談

[バンコク 16日 ロイター] - タイのピチャイ新財務相は16日、セタプット中央銀行総裁と会談後、金利よりも国民の金融へのアクセスの不足を懸念していると述べた。

同国ではセター首相が中銀に利下げを要求。中銀は利下げに抵抗しており、ピチャイ氏は財政・金融政策の調和を図りたい考えだ。

セタプット総裁と2時間近くわたって会談したピチャイ氏は、中銀は政策金利を自由に決定できると発言。「われわれが懸念している、国民や企業にとっての本当の問題は金融へのアクセスの不足だ」と述べた。

また、元中銀政策委員として中銀の業務を理解しており「考え方は同じだった」とも発言。総裁とは今後もっと頻繁に話をすると述べた。

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