【続報】島根県大田市の民家火災、焼け跡から1人の遺体 「海から吹き上げる風が強い場所」隣接する空き家含め、3棟焼く

延焼する民家=16日午後1時半、大田市仁摩町馬路

 16日午後0時10分ごろ、島根県大田市仁摩町、無職の男性(70)方から出火し、木造2階建ての居宅を全焼したほか、隣接する空き家2棟を焼いた。男性方の焼け跡から1人の遺体が見つかった。男性と連絡が取れておらず、大田署が身元の特定を急いでいる。

 同署によると、男性は1人暮らし。近くの70代男性が110番した。隣家の木造2階建て2棟はともに県外在住者が管理する空き家で、1棟は全焼し、もう1棟は一部を焼いた。

 現場はJR馬路駅の南西約800メートル。海岸近くの谷筋にある集落で民家が密集する。近くの男性(72)は「海から吹き上げる風が強い場所だ」と話した。

 大田市内は強風注意報が出ており、当時3.9メートルの西風が吹いていた。

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