復興へ「氷見グル巡り」 夜の食べ歩き、年4回に拡大 お得チケット「消費拡大を」

「氷見夜のまちなかグル巡り」をPRする関係者=氷見市の氷見商工会館

 氷見市内の飲食店で食べ歩きや飲み歩きを楽しむ「氷見 夜のまちなかグル巡り」が24日、市中心部でスタートする。能登半島地震からの復興に向け、今年は5月にも開催して年4回に拡大する。1セット3千円購入で900円分がお得なチケットで例年よりプレミアム感を増してグルメ巡りを促し、まちなかのにぎわいと域内消費の拡大につなげる。

  ●24日、出発式に海中熟成酒

 24日午後6時に中の橋で出発式を行う。氷見市宇波沖の海底で熟成した「氷見・大宮海中熟成復興絆酒」や、特産の氷見はとむぎ茶が提供される。

 参加店舗はすし店や料理店、居酒屋、ダイニングカフェ、バーなど24店で、昨年の初回より

2店多い。1セット3千円のチケット(600円券5枚と900円券1枚の計6枚つづり)は900円分お得で、昨年より300円分を上乗せした。

 参加店はチケット1~3枚で当日限定メニューを提供する。ドリンクとセットの店が多く、一晩で数軒回り、タクシーや運転代行にも利用できる。チケットは30日まで利用できる。

 JR氷見線応援委員会のコラボ企画として、24日にJR氷見線を利用して氷見駅構内の市観光協会事務局で切符を見せると、チケット1枚(600円)をプレゼントする企画もある。

 チケットは参加店やプラファショッピングセンター、氷見市役所、市観光協会、氷見商工会議所で購入できる。

 北國銀行と同銀行の協力企業でつくる氷見北親会が特別協賛した。今年度のグルメ巡りは計4回で、7月26日、9月27日、11月29日にも開催する。主催する氷見商工会議所の担当者は「食の魅力を体感して氷見のファンになってもらいたい」と話した。

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