ファンタジーの世界「アメージング」 お菓子の美術館 氷見のALTら8人鑑賞

本物そっくりのスイーツで表現された作品を鑑賞するALT=氷見市芸術文化館

 お菓子の美術館には16日、氷見市内の小中学校に勤務するALT(語学指導助手)ら8人が観覧に訪れ、ファンタジーな世界を心ゆくまで楽しんだ。

 市芸術文化館の河出洋一総合プロデューサーの通訳と案内で見て回り、スマートフォンで写真に収めながらじっくりと鑑賞した。

 米国テネシー州出身のアダムス・アンナさん(27)は「ワンダフル。今まで見た展覧会で一番だった」と感動した様子だった。米国ハワイ州出身のアリステラ・ジュアンヌさん(23)も「クール(かっこいい)。見ているだけでおなかがすいちゃった」と漏らした。

 「アメージング(素晴らしい)」と感動したのは米国インディアナ州のキャンプベル・ダニエルさん(27)。能登半島地震の直後に避難した市芸術文化館が会場となった展覧会に「これを見ると幸せになる。市民の皆さんも見て幸せになってほしい」と話した。

 同じく被災直後に同館に避難した米国ネプラスカ州出身のアスプリン・アンドリューさん(23)は、現代美術作家の渡辺おさむさんが東日本大震災をきっかけに作品を作り続けた「甘く儚(はかな)い、お菓子の街」を見て「能登半島地震の被害を受けた氷見を元気づけていることに感銘を受けた」と感想を語った。

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