セルティックスのジェイソン・テイタムがプレーオフで2016年のレブロン以来初の快記録

ボストン・セルティックスは、5月16日(現地時間15日)にホームのTDガーデンで行われた「NBAプレーオフ2024」のイースタン・カンファレンス・セミファイナル第5戦でクリーブランド・キャバリアーズに113-98で勝利し、4勝1敗でシリーズを突破した。

3年連続のカンファレンス・ファイナル進出を決めたセルティックスでは、ジェイソン・テイタムが25得点10リバウンド9アシスト4スティールとオールラウンドな活躍でチームをけん引。

さらにアル・ホーフォードが22得点15リバウンド5アシスト3ブロック、デリック・ホワイトが18得点5リバウンド6アシスト2ブロックを残すなど、計6選手が2ケタ得点を残した。

NBAキャリア7年目のテイタムは、これまで毎年プレーオフへ出場しており、自身5度目のカンファレンス・ファイナル進出を飾った。2022年にはイーストを制してNBAファイナルへ駒を進めるも、ゴールデンステイト・ウォリアーズに2勝4敗で敗れていただけに、今年こそリーグ制覇を達成したいという思いが強いことだろう。

キャブズとのシリーズを終えた後、26歳のオールスターフォワードはこう話していた。

「みんながお互いに影響を与えているし、勝ち続けるため、このチームのカルチャーを構築するためにお互いへインパクトをもたらしているんだ。僕らは自分たちのことを誇りに思うべき。僕らはチャンピオンシップを勝ち取りたい。自分たちは(そのために)正しいことをしているよ」

セルティックスにはテイタムに加え、ジェイレン・ブラウンやホワイト、ドリュー・ホリデー、ホーフォードがいるほか、ふくらはぎを負傷しているクリスタプス・ポルジンギスが戦列復帰となればさらに戦力が増すと言っていい。

そのポルジンギス不在で戦い抜いたキャブズとのイースト準決勝。テイタムは両チーム最多のシリーズ平均40.3分もコートに立ち、26.8得点10.4リバウンド6.2アシスト1.6スティール1.0ブロックと攻防両面で大暴れ。合計134得点、52リバウンド、31アシスト、8スティール、5ブロックを残したことで、いずれもシリーズ最多(ブロックのみ最多タイ)をマーク。

『ESPN』によると、これは2016年のNBAファイナルでウォリアーズ相手に当時キャブズのレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)が達成して以来初のことだという。

1勝3敗から奇跡の3連勝を飾り、4勝3敗でキャブズに球団史上初優勝をもたらす立役者となったレブロンは、シリーズ平均29.7得点11.3リバウンド8.9アシスト2.6スティール2.3ブロックと大爆発。計208得点、79リバウンド、62アシスト、18スティール、16ブロックという驚異的な数字を残していた。

【動画】イースト準決勝第5戦で活躍したテイタムのハイライト!

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