「バルサは大きなミスを犯した」久保建英を宿敵マドリーに奪われた“失態”を元クラブ関係者が指弾「悲しい」「明らかにトップでプレーできる選手だった」

2011年、10歳の時にバルサのカンテラ(下部組織)に入団した久保は、15年3月まで在籍。バルサがFIFAの規約違反でペナルティを科された影響で日本に帰国し、FC東京に加入した。その後はJリーグでプレーし、海外移籍が可能な18歳となった直後にレアル・マドリーと契約したのは周知の通りだ。

この時、古巣のバルセロナも獲得に動いていたにもかかわらず、宿敵との争奪戦に敗れた一件について、「バルセロナは久保に関して大きなミスを犯した」と指弾したのが、当時、バルサの育成部門に関わっていたジョアン・ビラ氏だ。

元バルサの選手は、スペイン紙『AS』の取材にこう答えている。

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「レポートでは常に一流だった。私から見れば、彼は明らかにバルセロナのトップチームでプレーできる選手だった。しかし、18歳のとき、バルサは私がタケのために賭けるべきだと思っていた賭けをしなかった」

同氏は、「マドリーがその賭けをしてそこに行ったのは、とても悲しかった。他のチームも興味を持っていた。バルサは大きな間違いを犯したと思う」と当時を振り返っている。

久保のポテンシャルを考えれば、もっと本気で獲得に動くべきだったと感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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