空き家活用で地域活性化を 地域おこし協力隊に新メンバー 委嘱状交付式/岡山・美咲町

岡山県久米郡美咲町は13日、地域おこし協力隊として新たに着任した山本淳史さん(45)に委嘱状を交付した。

山本さんは、津山市出身の大工。建築業に長く携わったほか、ECサイト運営の経験がある。妻と子ども2人を津山に残し、単身赴任。地域交流拠点施設「ミサキアエル」を拠点に、空き家を活用した地域全体の活性化に取り組む。

美咲町役場で青野高陽町長が委嘱状を手渡し、「町内には約1700の空き家がある。空き家を資源として、一緒に町を盛り立てていただきたい」と激励。

山本さんは「地域が抱える課題を一つずつ解決し、最終的には地域に役立つ会社を起業したい」と抱負を話した。

活動中を含め現在、同隊員は9人。同町は2017年度から協力隊事業を継続している。

委嘱状を受け取る山本さん

© 津山朝日新聞社