生徒数が県内最多の中学校は校庭が手狭で体育祭もアリーナで開催 大迫力の学校行事に記者が密着 盛岡市

約700人の生徒が通い生徒数が岩手県内最多の盛岡市の仙北中学校が17日、盛岡タカヤアリーナで実施した体育祭に記者が密着しました。

仙北中学校は学区内で宅地の造成が進んだことなどから近年、生徒数が増加していて、校舎や体育館を増築して校庭が手狭になったため、2017年から盛岡タカヤアリーナで体育祭を実施しています。

徒数は県内の中学校で最も多い699人。学年の垣根を超えて、組団(くみだん)と呼ばれる7色のチームに分かれて競います。

(記者リポート)
「7つの組団が一斉に声を張り上げるとものすごい迫力です。いよいよ戦いの火ぶたが切って落とされました」

「長縄跳び」に「ムカデリレー」。競技はチームの団結力が試されるものが中心です。

(生徒は)
「みんなで笑顔になって団結できていることが分かるところがいいところだと思います」

観客席に目む向けると生徒数を上回る保護者の姿が。

(仙北中学校 小澤 史男 教諭)
「保護者の方々も熱心でたくさん来てくださるので駐車場がいっぱいで大変です」

体育祭のハイライトはおよそ100人からなる各組団が一つになって行う応援パフォーマンスです。

(桃組団 菅原 颯太 団長)
「人数が多いのでまとめたり、みんなの協力もないと駄目なのでそういうところが大変です。(まとまると)ワーッという感じで、すごく雰囲気もよくなるしとてもいい感じです」

仙北中学校の体育祭は、県内最多の生徒たちがつくりだす圧倒的な迫力と華やかな雰囲気が魅力ですが、その裏で生徒一人ひとりの自主性と団結心を育む機会ともなっています。

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