アーセナル逆転Vの鍵は恩師モイーズ! アルテタ監督、シティと戦うウェストハム指揮官に熱い期待「手助けしてくれるだろう」

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、現地時間5月19日に開催されるプレミアリーグ最終節のエバートン戦を前に会見に出席した。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

日本代表DF冨安健洋らを擁し、20年ぶりのリーグ制覇を目ざすアーセナルは現在、首位のマンチェスター・シティと勝点2差で2位。逆転優勝のためには、シティと戦うウェストハムの勝点獲得を願うほかない。

ウェストハムの健闘が大きく関わってくるわけだが、そんなチームを率いるのは、アルテタ監督がエバートンでプレーしていた際に、薫陶を受けたデイビッド・モイーズ監督だ。

ゆえに、以前にコーチとして戦ったシティを含めての古巣、恩師が複雑に絡み合う構図となっており、会見ではこの点に関する質問が集中。まず「今週、モイーズと話した?」と問われると、アルテタ監督は次のような考えを明かした。

「いや、その必要はないと思う。だが彼は私のキャリアにおいて、フットボーラーとしてだけでなく、人間としても非常に重要な存在だ。我々の夢、そして私の個人的な夢であるプレミアリーグ制覇を達成する手助けをしてくれるだろう。それは信じられないことだし、私の記憶の中にずっと残るだろうね」

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また、「かつて所属していたシティとエバートンに加え、モイーズが自分たちの運命に関わっている」と振られた際には、42歳の熱血漢は「それがこの業界の素晴らしさだ」と語った。

「人生で同じ経験をした人たちと交錯するわけだ。それは個人的にかなり重要な要素だよ。今は彼らのサポートを必要としている。上手くいけば、それが実現する」

今季限りでウェストハムを去るモイーズ監督のバックアップも受け、アーセナルは頂点に立てるか。最終節は全試合同時キックオフのなか、他会場の結果に一喜一憂するサポーターのリアクションも、モチベーションに小さくない影響を与えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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