青森県内各地強風 八戸29.1メートル、鯵ケ沢で5月の観測史上最大

 17日の青森県内は、低気圧の通過や東北地方上空に強い寒気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定となり、強風が吹く荒れ模様の一日となった。八戸市では最大瞬間風速29.1メートル、鯵ケ沢町では5月の観測史上最大となる21.7メートルを観測した。

 青森地方気象台によると、各地の最大瞬間風速は青森大谷23.7メートル、野辺地22.9メートル、黒石22.3メートル、青森21.7メートル、弘前17.7メートルなど。同気象台は17日午後1時44分、三八上北の16市町村に暴風警報を出した。同5時33分に強風注意報へ切り替えた。

 強風により交通機関に影響が出た。JR青森支店によると、JR五能線の深浦-鯵ケ沢間で上下普通列車2本が運休。津軽海峡フェリーによると、大間-函館航路で計3便が欠航となった。

 同気象台によると、18日の県内は高気圧に覆われて晴れ、夏日となるところがある見込み。各地の予想最高気温は八戸27度、青森26度、弘前25度、むつ24度、深浦20度。

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