【オークス/穴ライズ】「大人びたレース運びが魅力の穴候補、距離延長の心配なし」 想定“8人気”前後の伏兵

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第85回オークス(優駿牝馬/GI、東京芝2400m)は、桜花賞馬ステレンボッシュの牝馬2冠に注目が集まるが、桜花賞惨敗組や別路線組も虎視眈々。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、オークスの穴馬候補をピックアップ。ここでは「ミアネーロ」を取り上げる。

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■ミアネーロ

重賞初挑戦となった前走のフラワーCは、中団追走から直線で鋭く伸び、最後だけ“チョイ差し”の大人びたレースぶりで快勝。当日のトラックバイアスを読んで、進路が詰まるリスクを冒しながらも、内にこだわった鞍上の好騎乗も光った印象だ。

母やフランケルを父に持つ姉のミスエルテなどは短いところで活躍したが、父がドゥラメンテに代わった本馬は、操舵性が高く折り合い面も問題ないタイプ。初めての2400m戦となるが、むしろ距離延長は歓迎のクチだろう。

テンションが上がりやすい馬で、スタンド前からの発走によりGIの雰囲気に呑まれないかが心配ではあるものの、ポテンシャルは一級品。先週GI勝ちを飾った鞍上津村騎手との相性も抜群で、「勝てると思って乗る」と自信満々のコメントも心強い。大人びたレース運びで一発の魅力を秘めた穴候補だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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