千姫、小中学生とお輿入れ 山之内すずさんら登場、パレード盛大に 姫路お城まつり

千姫に扮(ふん)し、輿(こし)入れ行列に参加したタレントの山之内すずさん=18日午後、姫路市の大手前通り(撮影・辰巳直之)

 世界文化遺産・国宝姫路城(姫路市本町)周辺で開催中の「第74回姫路お城まつり」で18日、大名行列などのパレードがあった。神戸市出身のタレント山之内すずさんが徳川家康の孫・千姫に扮し、輿入れ行列を再現。元プロ野球選手の鳥谷敬さんも殿様役で登場し、観衆を沸かせた。

 まつりは、太平洋戦争の空襲を奇跡的に免れた姫路城を復興のシンボルとして1948年に始まった。昨年は世界遺産登録30年に合わせて11月に催したが、今年は5月開催に戻した。

 この日のパレードは、武士や侍女の衣装を着た小中学生が先導し、着物姿の山之内さんが輿から沿道の市民らに手を振った。鳥谷さんは金色のはかまに身を包み、公募で選ばれた78人と練り歩き、姫路城おもてなし隊など10団体も殺陣や勝ちどきを披露して盛り上げた。

 まつり最終日の19日は、城周辺で子ども向けイベントや「ひめじ良さ恋まつり」がある。(真鍋 愛)

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