2位INAC神戸、今季女王の三菱重工浦和に敗戦 0-2で2連敗、今季ホーム最終戦

INAC神戸-三菱重工浦和 前半、神戸の山本がシュートを放つも決まらず=18日午後、神戸市兵庫区御崎町1、ノエビアスタジアム神戸(撮影・長嶺麻子)

 サッカー女子のWEリーグ第21節第1日の18日、2位のINAC神戸レオネッサはノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で今季ホーム最終戦を迎え、既に優勝を決めている三菱重工浦和レッズレディースに0-2で敗れた。2連敗で通算14勝4分け3敗となり、勝ち点は46のまま。3位の日テレ・東京ベレーザに勝ち点1差に迫られた。

 INAC神戸は前半29分に先制を許し、追いつけないまま後半へ。開始からFW高瀬、MF天野を投入して反撃を期したが、日本代表FW田中のミドルシュートがバーをたたくなど決定力を欠くと、後半29分に浦和のMF清家にオーバーヘッド気味のシュートを決められた。

 この日の試合前、INAC神戸イレブンはピッチ上に花道をつくり、10日の女子アジア・クラブ選手権決勝を制した三菱重工浦和を拍手で出迎えた。また、1万人の無料招待企画としてバックスタンドが開放され、会場全体で3064人が観戦した。

 INAC神戸の今シーズン最終戦は25日。敵地で大宮アルディージャVENTUSと対戦する。

 【INAC神戸】2001年創設。澤穂希ら当時の日本代表が多く加入した11年から、なでしこリーグ3連覇。21年にプロリーグとして発足したWEリーグの初代女王に輝くと、今年1月の皇后杯全日本女子選手権決勝で7度目の優勝を飾った。今春、クラブの経営権が廃棄物処理大手の大栄環境(本部・神戸市東灘区)に譲渡された。

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