能登食祭市場、仮営業始まる 七尾、地元客でにぎわう

能登かきを買い求める客=七尾市の能登食祭市場

 能登半島地震で休業していた七尾市の道の駅「能登食祭市場」で18日、仮営業が始まり、各テナントが能登の海産物や和菓子を販売し、再開を待ちわびた地元客らでにぎわった。

 施設の床に亀裂が入って使えない所もあるため、屋外にテントを設け、能登かきやカニ汁を販売した。屋内の売店では珠洲の塩や奥能登産の酒も並んだ。

 食祭市場は施設の損傷や配水管の破断で休業を余儀なくされたが、大型連休中は期間限定で営業した。今後は、1階と屋外が土日祝の午前9時~午後4時、2階飲食店の一部が火曜日を除く毎日午前11時~午後3時に営業する。

 イカ焼きや干物を販売する「竹一」の従業員角間裕美さん(54)は「観光客が戻ってくるか不安もあるが、応援してくれるお客さんのために頑張りたい」と意気込んだ。

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