ワイン醸造・販売のトレボー(南砺市)の白ワイン「立野原ゲヴェルツトラミネール&リースリング2023」が17日、英国の世界的なワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」で銅賞に輝いた。別銘柄の白ワインと赤ワインも推奨賞に選ばれた。3銘柄はいずれも自社農園で栽培したブドウを用いており、「純南砺産」の品質の高さを証明した。
銅賞を受けた白ワインはドイツ原産のブドウ品種のゲヴェルツトラミネールとリースリングを一つのタンクで醸造する「混醸」で仕上げた。蜂蜜やバナナの風味があり、すっきりとし味わいで魚介類に合うという。
●赤ワインは初受賞
推奨賞になった赤ワイン「立野原メルロー樽熟成2022」はオーク樽を使って香り高い特徴的な味わいを出した。南砺産ブドウによる赤ワインのIWC受賞は初めてとなった。
白ワイン「立野原ソーヴィニヨンブラン2023」は軽やかな酸、柑橘を思わせる熟した果実味が評価を得た。
トレボーはワイン醸造を始めた2020年当初、山梨、長野県産のブドウを使用していた。現在は自社農園で栽培するブドウの木が生長し、南砺産の比率を高めている。