豊作願い、児童ら田植え 寒河江・つや姫ヴィラージュ

つや姫の苗を植える参加者=寒河江市寒河江

 県産ブランド米「つや姫」の水田を集積した寒河江市の「つや姫ヴィラージュ(村)」(土屋喜久夫村長)で18日、首都圏の社会人や地元の子どもたちが田植えを体験し、関係者で豊作を願った。

 開村13年目。2団体と27人が寒河江南部、三泉の両地域の計53.1ヘクタールで生産している。市、県、JAさがえ西村山などの関係者約100人が出席した。昨季は猛暑の影響で開村以来、初めて1等米比率100%を達成できなかったが、今季はしっかりと根を張るよう、例年より深く水田を耕すなどの対策を施したという。

 農業ビジネスに力を入れているNTT東日本の社員や、地元の南部小の児童など計約50人が苗を植えた。同小5年伊藤悠人君(10)は「コメを作るのは大変だと感じた。大好きなご飯を感謝して食べたい」と話していた。

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