千本が咲き誇る「お屋敷の中のバラ園」 鴻巣・花久の里で例年より早く見頃に 26日までバラまつり、入場無料

色とりどりのバラが咲き誇っている=17日午後、鴻巣市関新田の「花久の里」

 鴻巣市関新田の花と音楽の館かわさと「花久の里」で、バラが例年より1週間ほど早く満開を迎えている。園内のバラは約350種、千本。ピンクや赤、白、黄色など、多種多様な色とりどりの花が咲き誇っている。26日まで「花久の里バラまつり」が開かれている。

 花久の里は、かつて環境庁長官などを務めた故青木正久衆議院議員の自宅だった場所。川里町(現鴻巣市)が寄付を受け、鴻巣市が整備した。青木氏がバラ好きだったことから、地元のNPO法人花と文化のふるさと委員会が管理をし、バラのサポーターがバラ作りに協力している。

 母屋や長屋門がある花久の里は「お屋敷の中のバラ園作り」を目指している。バラに合うクレマチス、オルレア、ニゲラなどの草花も育てたりしている。バラの品種は年々増えていて、至るところにバラのアーチもある。

 直売所では、バラの鉢物も販売している。バラまつりの期間中の開園時間は、午前9時~午後4時。入場無料。問い合わせは、花久の里(電話048.569.3811)へ。

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