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京都府は15日、文化振興事業支援のため5千万円を府に寄付した福寿園取締役の福井初美氏に国の紺綬褒章を伝達した。初美氏は同社名誉会長の故福井正典氏の妻で相続人代表を務める。この日は代理で同社の福井正興社長が出席した。
紺綬褒章は公益のために資材を寄付した個人や団体に授与される。初美氏は故正典氏の相続財産から21年度に2500万円、22年度に2500万円の計5千万円を府に寄付し、府は京都市上京区の元府議会議員公舎(旧富岡鉄斎邸)の茶室整備に寄付金を活用した。
府庁で行われた伝達式で西脇隆俊知事から銀飾版や木杯を受け取った正興氏は「茶文化や茶業の発展に貢献したいという名誉会長の思いで寄付をされた。多くの方に茶室を使ってもらい、気軽にお茶で集えるようになってもらえたらうれしい」とコメントした。