服飾デザインの高校日本一を決める第23回全国高校ファッションデザイン選手権(ファッション甲子園2024)の1次審査結果が18日発表された。20都道府県28校の作品35点が、8月25日午後1時から弘前文化センターで開かれるファッションショー形式の最終審査に進んだ。青森県からは、弘前実業の2チーム、柴田学園の1チームの計3チームが通過した。
今大会には全国34都道府県の95校1147チームから1929枚の応募があった。うち青森県は5校75チームから応募があった。
1次審査は17日に大会事務局がある弘前商工会議所で行われた。審査員のファッションディレクター原由美子さん、クリエーティブディレクター天津憂さん、繊研新聞記者の青木規子さんの3人が、会場に並べられたデザイン画の中から作品を慎重に選んだ。
青木さんは「リンゴやリボンなど分かりやすいテーマの作品が多かった。モチーフをしっかりと自分たちのデザインに取り入れ、美しさに昇華できている作品を選ぶように心がけた。男女差別や平和とその裏、ペーパーレスなどの問題をテーマにする作品もあり、それが形になった時にどうなるんだろうという期待がある」と話した。最終審査の入場チケットは7月1日から販売が始まる。