梅雨や台風被害が懸念される季節を前に、愛媛県松前町の町消防団は19日、同町徳丸の重信川河川敷で町内の自主防災組織と合同で水防工法訓練を実施し、計約300人が土のう作りなどを通して風水害への対応を再確認した。
参加者は手分けして土のう作りや積み上げ作業などに従事。堤防の漏水箇所の回り土のうを積み上げるなどして水の勢いを弱める「月の輪工法」の訓練では、団員が手際よく土のうを並べて半円状の壁を二重に作り、間に土を入れて押し固めるなどしていた。一直線に積み上げた土のうをブルーシートでくるんで防水効果を高める工法なども実践した。