「野馬追珈琲」パッケージを一新 相馬高美術部2人がデザイン 福島県南相馬市の黒潮海苔店

新たなデザインとパッケージを手にする吉田さん(右)と白岩さん

 福島県南相馬市の黒潮海苔(のり)店は、相馬野馬追をテーマに相馬市の相馬高美術部生徒がパッケージのイラストを手がけたコーヒードリップバッグ「野馬追珈琲(コーヒー)」のデザインを一新した。

 野馬追珈琲は、行事の盛り上げに地元の若者の感性を生かそうと昨年7月に発売された。日程が5月最終土日月に変更になったため、パッケージも新しくしようと相馬高美術部に依頼し3年生の吉田梨沙さん(17)と白岩結菜さん(17)がデザインを引き受けた。

 吉田さんは勇ましくたたずむ騎馬武者、白岩さんは疾走する馬を描いた。旗指物や家紋を調べてデザインに盛り込んだ。2人は「古里が誇る祭典を、より多くの人に知ってもらうきっかけになってほしい」と願っている。

 野馬追珈琲は1袋290円(税込み)、1箱3袋入りのセットは990円(同)。店頭のほかJR原ノ町、相馬両駅の売店、相双地方の道の駅、南相馬市のセデッテかしまで販売している。問い合わせは黒潮海苔店へ。

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