【久留米市田主丸】Newly Open!アートスペース ir toco(イルトコ)

こんにちわ!地域特派員のmakimakiです。

緑がとってもきれいな季節ですね〜。今回ご紹介する田主丸は緑のグラデーションが美しい耳納山を背に広がるエリア。そんな山麓の一角にオープンしたアートスペース「ir toco(イルトコ)」をご紹介します!

出典:リビングふくおか・北九州Web

ちいさなアーティスト展

現代美術作家のオーギカナエさんは、田主丸にアトリエを構えて活動しています。絵画やインスタレーションの他、ワークショップなども多数。3年前から小学生の絵画教室“こどものアトリエ“も主宰していて、つい先日、こどものアトリエの展覧会が開催されていたので観に行ってきました。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

こどものアトリエに通う絵や工作が大好きな6人の子どもたちが、数年かけて制作した作品が展示されています。子どもらしいカラフルな彩りが部屋いっぱいに広がっています。りんごのデッサンはイーゼルに展示されていてカッコいい!

出典:リビングふくおか・北九州Web

山の景色を望む窓ガラスにはアクリル板に描いた田主丸産果物がまるでステンドグラスのようです。これももちろん子どもの作品。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ビニール傘にも描いてる!

出典:リビングふくおか・北九州Web

オーギさんはご自分の制作活動のかたわら、月に3回のペースで子どもの絵画教室を開いています。スタートしたのは3年前。なぜ絵画教室を開いているのか、オーギさんに聞いてみました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

子どもの美術はとても大切、と思っています。作品制作は子どもの時から繋がっているんですよね。急に大人になって作品作りをしてもできないです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

子どもから大人につながっていくから子ども時代ののびやかな想像力を使って手を動かしてつくることをたくさん体験してほしいです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

スポーツは、活躍する場がたくさんあるように思うけど、絵を描いたり何か創ったりすることも同じように伸ばしてあげて、活躍できる場所を作りたいと思いました。創造力を伸ばして、大人になっても繋がる場。技術だけではなく心がそこにある美術となるように。

出典:リビングふくおか・北九州Web

こどものアトリエはそんなオーギさんの想いで開かれているんですね。この教室で、のびのびと子どもたちの手で作られた作品は、ほんとうに生き生きしていて、それぞれの個性が作品から感じられます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

4年生のpiyoちゃんも、ちいさなアーティスト。この日は会場を案内しています。どんなひまわりを描きたかったの?と聞くと、「あったかいひまわり。蝶々が踊ってる感じ」ほんとうにそれが伝わる!自画像も斜めな感じがいいですね〜

出典:リビングふくおか・北九州Web

5年生の“さむがりしろくま“君は、将来絵本作家になりたいと思っています。この自信に満ちた表情!この絵は自画像で、竹ペンで描くとかっこいいと思って描いたそう。ほんとうに!竹ペンの効果がめちゃくちゃ上手く表現されていますよね。学校の後アトリエに通い、2時間くらいかけて制作するのも「楽しいです」とサラリ。ほんとうに好きなんですね。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

展覧会運営は子どもたちです。受付で、会場案内や諸注意を受けます。

そして、みんなの作家ネームが面白いです。インタビューしたpiyoちゃん、さむがりしろくま君の他に「は@ま」「yutty(ゆってぃ)」「マシュマロマッシュ」「MIKE(ミケ)」さんたち。みんなちいさなアーティストです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

おとなもこどももアートにつながって

今回はこどものアトリエですが、おとなのアトリエも開いていく予定です。「大人も何か作ったり、アートに触れて心が軽くなったり良い面があると思う」とオーギさん。

出典:リビングふくおか・北九州Web

精神が豊かになるような時間。

出典:リビングふくおか・北九州Web

奥の部屋には、オーギさん制作の襖絵「緑のトーラス・春」

出典:リビングふくおか・北九州Web

おとなのアート、ウシジマキナミ作「透明のあしあと」は葛でできていて、食べられる美しい作品。

出典:リビングふくおか・北九州Web

この場所でいろんな企画をして、みんなが「幸せになれる」ための時間を作っていきたい。そうすることで、たくさんの人がアートに繋がっていって欲しい、とオーギさんは願っています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

ir toco(イルトコ)はポルトガル語で「遊びに行く」という意味もあるそうです。ここはこどものアトリエ、おとなのアトリエ、さまざまなワークショップなど、「みんなの居るところ」としてこれから活用されていきます。

今回のちいさなアーティスト展は、地区の有線放送で案内されて、地元の方もたくさん来訪されたそうです。地域の新しい場にきっと、みんなが行きたくなる、そんな予感がしました。Instagramをチェックして、田主丸の人も、ちょっと遠方の人も、アートに会いにir tocoしましょ♪

ir toco(イルトコ)

久留米市田主丸町竹野1861-2

Instagram

https://www.instagram.com/handthinkart?igsh

こどもの絵画教室 3回/月

※体験や見学等希望の方はDMにお願いいたします

© 株式会社サンケイリビング新聞社