新緑の富山駆ける 第21回とやま清流マラソン 295人完走

一斉にスタートするランナー=富山市の神通川水辺プラザ自然ふれあい学習館前

  ●男子・開上さん(富山市出身) 女子・安川さん(野々市)V

 第21回とやま清流マラソン(同マラソン実行委員会、富山新聞社主催)は19日、富山市の神通川沿い42.195キロのコースで行われ、富山県内外から前回を1人上回る413人がエントリーし、295人が完走した。能登半島地震で被災した富山、石川のランナーはマラソンを走れることへの感謝と被災地の復興を願う気持ちを胸に、風爽やかな新緑の水辺を力走した。

 男子は富山市出身の開上(かいじょう)知弘さん(35)=金沢市、同市役所=が2時間29分33秒で2年ぶり3度目、女子は安川沙弥香さん(41)=野々市市、Awake=が3時間0分58秒で2年ぶり2度目の優勝を果たした。

 大会は富山市八尾町城生の神通川水辺プラザ自然ふれあい学習館を発着点に、午前9時にスタートした。ランナーは心地よい薫風を浴び、雄大な立山連峰を眺めながら川沿いのコースを駆けた。

 開会式では田中洋実行委員長が開会宣言し、吉田仁富山新聞社代表(北國新聞社常務)があいさつした。

  ●来年は5月18日

 第22回大会は2025年5月18日を予定する。

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