大一番で同点弾の冨安健洋は「最も脅威的な攻撃陣」、強烈ミドルの鎌田大地は「最高のパフォーマンス」  海外リーグ日本選手評価まとめ【5月17日~19日】

プレミアリーグ最終節が現地時間5月19日に行なわれ、優勝を争うアーセナルの冨安健洋はエバートン戦にフル出場。マンチェスター・シティに一歩及ばず2位に終わったが、1ゴールを決めて2-1の勝利に貢献した。リバプールの遠藤航もウォルバーハンプトン戦にフル出場し、チームを3位フィニッシュに導いた。セリエAではラツィオの鎌田大地がインテル戦で先制点を奪取。現地メディアも称賛している。

プレミアリーグ第38節、セリアA第37節など、5月17日から19日の各国リーグ戦に出場した主な日本人選手の現地メディア評価は以下の通り。

◆【実際の映像】冨安健洋は大一番で狙いすました同点弾 鎌田大地は王者インテル相手に決めた強烈な左足ミドル

■「遠藤航の影響力は改善されていた」

冨安健洋(アーセナル)

5月19日 エバートン戦 ○2-1 (フル出場、1ゴール)

・「見事なゴールを決め、前方からの攻撃をシャットアウトした」【DailyMail/採点:8】
・「アーセナルで最も脅威的な攻撃陣の一人。ゴールを決めたが、もっと決めることもできただろう。終了間際も左サイドバックを務めるなど、多才ぶりを発揮」【football.london/採点:8】
・「冨安のゴールでアーセナルは同点に追いついた。ガブリエルの退場後、中央のポジションに移った」【PAIN IN THE ARSENAL/採点:7.5】

遠藤 航(リバプール)

5月19日 ウォルバーハンプトン戦 ○2-0 (フル出場)

・「遠藤の影響力はシーズンが進むにつれて衰えてきたが、日曜日には大きく改善されていた。この日本人は中盤でハービー・エリオットやアレクシス・マカリステルと上手く連携し、遠目からシュートを打たれたこともあった。彼は良い選手だが、この夏はエリート6番を探す必要がある」【THIS IS ANFIELD/採点:7】
・「リバプールがアップグレードを必要としていることの証左である。何度か前を塞がれ、競り合いの約半分を失い、必然的に警告を受けた」【Anfield Watch/採点:6】

鎌田大地(ラツィオ)

5月19日 インテル戦 △1-1 (72分間出場、1ゴール) ・「日本人選手にとって素晴らしいパフォーマンス。中盤と攻撃の中間に位置し、ネッラズーリの後衛を苦しめる。ライン間に入り込んで攻撃ゾーンに大混乱をもたらすのが得意で、エリア手前から強烈なシュートを決めた」【OA calcio/採点:7】 ・「サムライは、胸に鷲をつけて以来、おそらく最高のパフォーマンスを見せた。ゴール以外でもミスはほとんどなく、文字通りどこにでもいる」【CITTACELESTE.it】 [caption id="attachment_274383" align="aligncenter" width="1200"][[image]](1165202866877039235) ラツィオの鎌田大地 (C) Getty Images[/caption] ### 板倉 滉(ボルシアMG)

5月18日 シュツットガルト戦 ●0-4 (フル出場)

・「ボルシアが前線で守備をしようとした瞬間、板倉は高いリスクを冒した。それが功を奏し、1度や2度のボール奪取に成功した。しかし、1点ビハインドで冒険的な守備をしたため、何度か騙されることもあった」【GladBachLive/採点5】※ドイツの採点は最高を1点として点数が少ないほど評価が高い。

福田師王(ボルシアMG)

5月18日 シュツットガルト戦 ●0-4 (10分間プレー)

・「80分からのプレー。1年前にU-19からU-23へとステップアップした福田は、今シーズン、ブンデスリーガの強豪4チームと対戦した。シュツットガルト戦では怪我からの復帰を祝ったが、目立った活躍はできなかった」【GladBachLive】

■古橋亨梧は「最高の状態に近かった」

小川航基(NEC)

5月19日 アルメレ・シティ戦 ○4-1 (83分間出場、1ゴール)

・「シェリーのシュートがディフレクトし、ボールが足元に落ちた。小川は一瞬も躊躇せずにゴールを決めた」【FORZA NEC.NL】

佐野航大(NEC)

5月19日 アルメレ・シティ戦 ○4-1 (フル出場、1ゴール)

・「シェリーのアシストからヘディング同点ゴール。そこからチームが解放され、ビッグチャンスを作り出した」【FORZA NEC.NL】

守田英正(スポルティング)

5月18日 シャベス戦 ○3-0 (73分間プレー)

・「ほとんどいつも正しい場所にいる。ビルドアップの局面、トランジションの局面、そして多くの場合、最終局面にも登場する。ライオンズに1-0のリードをもたらしたVARによるPKにつながるクロスを決めた」【A BOLA/採点:6】

旗手怜央(セルティック)

5月18日 セント・ミレン戦 ○3-2 (65分間プレー)

・「アシストを決めるまでは、あまりプレーに絡むことはなかった」【Glasgow World/採点6】

古橋亨梧(セルティック)

5月18日 セント・ミレン戦 ○3-2 (65分間プレー、1ゴール)

・「オライリーの先制ゴールを上手くこじ開け、自らもゴールを決めた。素晴らしいクロスはアシストにつながるはずだった。プレーした時間のなかで、最高の状態に近かった」【Glasgow World】

◆【実際の映像】冨安健洋は大一番で狙いすました同点弾 鎌田大地は王者インテル相手に決めた強烈な左足ミドル

◆アーセナル冨安は「ものすごく人気」 シーズン採点で安定感を英評価「堅実なパフォーマンス」

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