大森研一監督が今治・鈍川温泉郷で映画撮影 ホテル舞台のミステリー

主人公らが廃虚ホテルを探索する緊迫したシーンを撮る大森研一監督(中央)=20日午後、今治市玉川町鈍川

 愛媛県砥部町出身の大森研一監督(48)が脚本・監督を務めるミステリー映画「ゴーストスポッター~夢湯(ゆめゆ)~」の撮影が20日、今治市玉川町鈍川の鈍川温泉郷で始まった。大森監督は「鈍川は過去にも撮影で訪れて思い出深い。見た人が足を運びたくなる作品にしたい」と意気込みを語った。撮影は21日まで。

 物語は、廃虚ホテルで兄が行方不明になった主人公が心霊スポット動画配信サークルメンバーと捜索に向かうが、霊がうごめく摩訶(まか)不思議な世界に引き込まれる―。休館中の鈍川温泉ホテル(同市玉川町鈍川)が主な舞台で、温泉郷の他の名所も登場する。

 映画は年内完成の見込みで、公開日などは未定。

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