全国的に増加傾向のクマによる人身被害 人とクマの共存のために必要な対策とは? 児童がゲームで学ぶ勉強会 岩手・滝沢市

全国的に人がクマに襲われるケースが相次ぐ中、岩手県滝沢市の小学校で20日、クマの生態やクマとの共存について学ぶ授業が行われました。

滝沢第二小学校で行われたこの授業は、県の盛岡広域振興局が開いたもので5年生の児童約70人が参加しました。20日は、盛岡市動物公園ZOOMOが今年1月に開発した人とクマの共生を考えるボードゲームに挑戦しました。

ゲームでは、木や住宅が描かれたカードを引いたり捨てたりしながら森を豊かに育て街を発展させていきます。その過程でクマの生態や、草を刈るなどの対策を学ぶことができます。

全国的に人がクマに襲われる被害が相次いでいて、秋田県鹿角市では18日、行方不明の男性を捜索していた警察官2人が襲われました。この男性もクマに襲われて死亡した可能性があります。

昨年度クマによる人身被害の件数が過去最多だった県内では、今年度もすでに2件の被害が出ていて、被害を少なくするために一人一人ができることを考えることが求められています。

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