4種類のワイン新発売 福島県南相馬市のコヤギファーム スパークリングは初めて製造 市長に完成品披露

門馬市長にワインの完成を報告した三本松さん(左)

 福島県南相馬市小高区でワイン用ブドウを栽培しているコヤギファームは、新たに4種類のワインを発売した。赤ワインと白ワインに加え、赤のスパークリングワインを初めて造った。

 東京電力福島第1原発事故で酪農を休業している牧草地などでブドウを栽培している。今年は、飲みやすく若者にも人気なスパークリングワインに挑戦し、新しい客層の開拓を目指した。同社の三本松貴志代表は「魚や肉などどんな料理にも合わせやすく、冷やして楽しんでほしい」とアピールしている。

 川内村の「かわうちワイナリー」で醸造した白1種類と赤2種類、スパークリング1種類を発売した。三本松さんは市役所で門馬和夫市長に完成品を披露した。門馬市長は「南相馬市をワインの産地として盛り上げてほしい」と話した。

 ワインはそれぞれ、アルコール度数9~12%の中辛口。スパークリングワインは3300円、その他は2800円(750ミリリットル、税込み)。同ファームの店舗かホームページで購入できる。

(相双版)

© 株式会社福島民報社