「iPhone SE4」、有機ELやFace ID搭載でも8万円以下に収まる?

Image:Wachiwit/Shutterstock.com

アップルの次期廉価版スマートフォン「iPhone SE4」が準備中であることは、著名アナリストやサプライチェーンからの有力情報が相次いだこともあり、ほぼ確実視されている。が、iPhone 14標準モデルをベースとする=有機ELディスプレイやFace IDが搭載されるとの予想から、第3世代からかなりの値上げになるとの懸念もある。

そんななか、アップルは米国でのiPhone SE4の開始価格について、500ドル以下を目指しているとの噂が報じられている。

リークアカウントの@Revegnus1によると、iPhone SE4の米国価格は第3世代と同じ429ドルに据え置かれるか、約10%の値上げになるという。もし価格が上がったとしても、最大499ドルとのことだ。

この@Revegnus1は、かつて精度の高いリーク情報で知られたRevegnus氏と同一人物だと主張している。ただし、その真偽は不明である。

とはいえ、独自の情報源を持つニュースメディアThe Informationが、デザインを一新したiPhone SE4が2025年春に発売され、「より安価な選択肢」であり続けると報じたばかりだ。

これまでの噂話を総合すると、iPhone SE4はiPhone 14標準モデルがベースとなり、画面サイズは4.7インチから6.1インチに大型化。さらにUSB-Cポートとアクションボタンが搭載されるといったところだ。詳しくは、こちらの総括記事を参照されたい。

iPhone SE4の画面パネル価格は、iPhone 15用の有機ELディスプレイよりもかなり安くなるといわれている。なぜならiPhone 13やiPhone 14で使われたものを流用するため、研究開発に投資する必要がないからだ。それでも、アップルが提示した価格が安すぎるため、サムスンが辞退して中国BOEが独占供給するとの報道もあった

アップルは為替レートを製品価格にストレートに反映するため、iPhone SE4の米価格が429ドル~500ドルであれば、国内価格は6万7000円~7万8000円となる。

現在の第3世代SE(6万2800円~)と比べてそう割高でもなく、Googleのミドルレンジ機のPixel 8a(7万2600円)とほぼ同じだ。もし実現すれば世界的なヒット商品となりそうだが、第3世代より大型化することが、コンパクトな端末が好まれやすい日本ではどんな反応を呼ぶのか興味深い。

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