県外の大会で初優勝 競技楽しみ、目標は全国 M・J SPORTドッジボールに夢中

ドッジボールチーム「M・J SPORT」メンバー

上越地域で唯一というドッジボールのチームがこのほど、福島県会津若松市で行われた大会で初めての優勝を果たした。子どもたちは週2回の練習で楽しそうにボールを追っている。

チーム名は「M・J SPORT」。「みんなで ジョイ(喜ぶ、楽しむ)」の意味を込めている。代表の宮内敦史さん(31)が一昨年夏にスポーツクラブの活動を始め、昨年4月に新潟県ドッジボール協会にチーム登録し、公式大会などに出るようになった。ドッジボールと合わせ、鉄棒や跳び箱、縄跳びなどの運動にも取り組んでいる。

大会は5月6日に行われた第23回会津ドッジボール協会会長杯ドッジボール選手権大会で、小学4年生以下のクラスで出場10チーム中、リーグ戦とトーナメント戦を全勝し、初優勝を飾った。

競技ドッジボールはコート上に12人対12人で、試合時間は5分。最終的に内野に残った数の多い方が勝ちとなる。守備で横一列になるなどの陣形に特徴がある。「指導者も一緒にやりながら学んでいる」と、コーチやスタッフ、保護者らも指導者資格を有する。

宮内代表によると、いかにボールを捕るかがポイント。男女混合で競技する中で、女子はボールをよく見て捕る能力が高いといい、「女子も一緒に活躍できるスポーツ」と話す。練習では守備時に重要な後ろに走る力やフットワークを高めている。

投げる役割を主に担うキャプテンの吉田日々人(ひびと)君(南本町小6年)は「当てたら気持ち良く、味方がキャッチしたらみんなで喜ぶ。県大会で優勝して、全国大会へ行きたい」、福島県の大会で4年生以下チームのキャプテンを務めた坂田蓮生(れん)君(国府小4年)は「初めて優勝できてうれしかった。みんなが集中してキャッチしていた。仲間と一緒にプレーできるのが楽しい」と、それぞれ競技の魅力や目標を話す。

小学生の全国大会は春と夏の年2回あり、そこを目標にしている。練習は毎週水曜日午後5時から高田スポーツセンターで、金曜日午後7時から国府小で行っている。問い合わせは宮内代表(電090・6812・8406)へ。

ドッジボールの試合形式の練習
会津杯ドッジボール選手権大会小学4年生以下で優勝した「M・J SPORT」の表彰(提供写真)

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