【鹿島】ポポヴィッチ監督がルヴァン町田戦へ「変えない選手もいます。そこは…」。柴崎岳のメンバー入りは!?

「いかに目の前の試合に勝っていくか。そこにフォーカスしています。リベンジと考える必要は全くありません」

[ルヴァンカップ 3回戦] 町田 – 鹿島/2024年5月22日19:00/町田GIONスタジアム

J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が5月21日、オンラインによる取材に応じて、翌日のルヴァンカップ3回戦のFC町田ゼルビア戦に向けて抱負を語った。

リーグ戦では手痛い敗戦を喫している相手との再戦が早くも実現。ただカップ戦であり、リーグ戦の狭間のミッドウィークに組まれているため、ある程度のメンバーの変更が予想される。

「リベンジではなく、いかに次の試合に進むかが大事です。どの試合でも変わりませんが、いかに目の前の試合に勝っていくか。そこにフォーカスしています。リベンジと考える必要は全くありません」

ポポヴィッチ監督はそのように勝利のみを追求すると強調する。そのうえで、自身も指揮した現在J1首位に立つクラブの状況には賛辞を贈る。

「町田はJ2にいる時から、何が大切なのかをしっかり理解し合いながら戦えていたチームだと思います。そして選手層を厚くし、質が落ちず、やることが変わらないことをしっかりできているチームだと思います」

そして戦力的にもJ1のレベルに対応してきたことを評価していた。

果たして、大幅なターンオーバーはあるのか。鹿島としては、タイトル獲得のため、ここは負けられない一戦でもある。

「(スタメンについて)変えない選手もいます。そこに関して今は話せませんが、ただ例え連戦だったとしても、自分たちのコンパスをずらさず、やれるのだと証明することが重要です。今の世界の潮流であるターンオーバーの選択はあると思いますが、単純に『潮流だから』という理由では変えません。

いかに、ピッチに立った時に力を出せる準備ができているか。そこが大切です。出場機会の少ない選手を含め今日もいいトレーニングができて、いい競争ができています。高い意識をもって取り組んでくれています。いいサイクルが、チーム全体でできていると思います。

これまで出場機会の少なかった選手たちが、明日出るとするならば、大切なのはそこで自分の力をアピールしようと必要以上に気負う必要はありません。彼らがこのクラブにいる時点で、能力がある力のある選手だと証明しています。私も彼らの力を十分に分かっています。

明日出せることを、チームのために惜しみなく出す。そこを意識して、考えてほしいです」

そして指揮官は「全員で戦う。そういう一戦にしたいです」とも語った。

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果たして柴崎岳の今季初のメンバー入りはあるのか。勝利も必須だが、この先を見据えた選手たちの突き上げも欲しいところ。どのようなメンバー構成になるのか注目される。

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