新型「Surface Laptop」発表。13.8型と15型、Snapdragon XPlus/Elite搭載

Image:Microsoft

マイクロソフトは、「Copilot+ PC」構想の最低ハードウェア要件を満たすSurface新製品「Surface Laptop 7th edition」を発表した。

13.8インチと15インチの2サイズを用意しており、最も安価な構成は13.8インチ版がSnapdragon X Plusチップ、16GBのRAM、256GBのSSDを搭載して1000ドルから。日本での価格は20万7680円(税込)からとなっている。一方15インチ版はCPUがSnapdragon X Eliteとなり、1300ドル(26万8180円・税込)からだ。

リフレッシュレート120HzのIPSパネルを採用したディスプレイは、外観的にはべゼルがより薄くなった。これに加え、PixelSenseタッチスクリーンディスプレイがHDRとDolby Vision IQに対応、P3広色域をサポートし、最大輝度600ニトとなっている。

いずれのモデルもSurface Connectポートを搭載しており、既存のSurface充電器やアクセサリーが使用可能。USB-Aポートx1、USB-Cポートx2を備えており、充電はUSB-Cポート経由で行う。RAMは16GBまたは32GBを搭載し、256GB/512GB/1TBのSSDストレージが選択可能。ワイヤレス機能としてはWi-Fi 7とBluetooth5.4をサポートする。

専用のCopilotキーが追加され、タッチパッドにはハプティクス機能が搭載された。マイクロソフトは、新しいSurface LaptopはSurface Laptop 5よりも86%以上高速だと述べている。また発表の壇上で行われたデモでは、MacBook Airのおよそ2倍速で写真のバッチ加工処理を実行して見せた。

画像加工関連では、AdobeがPhotoshop、Photoshop Express、LightroomでマイクロソフトのCopilot+PCに対応することもアナウンス済みだ。

バッテリー持続時間に関して、マイクロソフトは少々ややこしい説明をしている。「主要スペック」と記されている仕様表によると「最大20時間または22時間のローカル動画再生を提供」としているが、完全なスペックシートでは「アクティブなウェブ利用」の場合13時間と15時間とも記されている。

さらにSurface Laptop 5では「通常のデバイス使用時間」が18時間および17時間となっている。だが、マイクロソフトは「通常のデバイス使用時間」と「アクティブなウェブ利用」は測定のしかたが異なると述べているため、仕様表のデータだけでは旧世代機との単純なバッテリー持続時間の比較は難しそうだ。

ちなみに、マイクロソフトは3月にSurface Laptop 6を発表している。このバージョンはSurface Laptop 5をビジネス向けにアップデートしたもので、13.5インチおよび15インチのサイズにインテルCore Ultra CPUを搭載し、最大64GBのRAMと1TBのストレージが用意されている。ただしあくまでビジネスユーザー向けであり、店頭販売はされていない。

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