大谷翔平に3本差つけメジャートップ!! 22歳新星ヘンダーソンが4戦連発の16号3ラン! 指揮官も激賞「形容詞が尽きてきた」

22歳新星の勢いが止まらない。

現地5月20日、ボルチモア・オリオールズに所属する昨季の新人王ガナー・ヘンダーソンは、敵地ブッシュ・スタジアムで行なわれたセントルイス・カージナルス戦に「1番・遊撃」としてスタメン出場し、第3打席で4試合連発となる16号3ランをマーク。チームが3対6と敗れたなか、本塁打数でメジャー単独トップに浮上している。

会場が思わずどよめいたのは、5点ビハインドの6回無死一、二塁という場面だ。ここでヘンダーソンは、カージナルスの先発右腕ソニー・グレイと対峙すると、カウント2-2から投じられた6球目の外角スイーパーを強振。これが打球速度105.3マイル(約169.5キロ)、飛距離417フィート(約127.1メートル)を計測する豪快アーチとなった。

本塁打量産ペースに入っているヘンダーソンには、指揮官も賛辞を惜しまない。MLB公式サイトが掲載した記事によれば、オリオールズを率いるブランドン・ハイド監督は試合後、「正直のところ、形容詞が尽きてきたよ」と話し始め、「ガナーについてインタビューを受けるときは、そろそろ類語辞典を持ってこないとね」と続けたという。

その後も、「彼がやっていること、彼の素晴らしさは、あらゆる面で信じられないほど。苦手なことが一つもなく、まだ22歳だ」と称賛の言葉を並べたハイド監督。チームの敗戦には、「もっといい打席に立たなければならない」と反省しながらも、「彼(ヘンダーソン)は打球によく食らいつき、いい打席に立っている」と絶賛していた。

なお、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現在、13本塁打でメジャー4位タイ。ヘンダーソンに3本差をつけられており、ナ・リーグでは、アトランタ・ブレーブスのマーセル・オズーナ(14本塁打)に次ぐ2位となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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