クリエイター支援サイト「ファンティア」Visa、Mastercardの使用を一時停止

クリエイター支援プラットフォーム・ファンティア(Fantia)が5月21日、Visa及びMastercardのクレジットカードの使用を一時停止すると発表した。理由については明かされていない。

公式サイトでは、JCB、American Express、Diners、コンビニ決済、銀行決済などの利用を呼びかけている。

また、「突然のご連絡となり、誠に申し訳ございません。何卒、ご理解・ご協力を賜われますと幸いです」と謝罪した。

コスプレイヤーの利用も多いファンティア

ファンティアは、株式会社虎の穴が運営する、イラストレーター、漫画家、ゲーム制作者、VTuberなどに向けたクリエイター支援プラットフォーム。2016年5月よりサービスの提供を開始した。

クリエイターは自由に設定した月額プランの中で、限定コンテンツやオリジナル作品を販売できる。実写コンテンツに対応しているのが特徴で、コスプレイヤーからの需要が多いことでも知られている。

2023年度には、流通総額が前年度比130%増となる160億円を達成。2024年3月には、累計ユーザー数が1300万人を突破するなど、海外を含む多くのユーザーが利用している。

2024年5月4日には8周年を迎え、セールやプレゼント企画などを開催中だ。

DLsite、pixiv、ニコニコ、DMMも支払い方法の変更を発表

同人誌や同人ゲームの大手ダウンロード販売サイト・DLsiteや、イラストコミュニケーションサービス・pixivなど、ここ1〜2年でユーザーの支払い方法に変更を加えるサービスが続出している。

ニコニコDMM.comも同様の措置を取っており、ユーザーの同様が少なからずクリエイター側にも影響を及ぼしている。

その中でもファンティアは以前と変わらないサービス提供を続けていたが、今回ついに変更が発表された。

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