「話せば処分されると思って言い出せなかった」 約6年間無免許で公用車や自家用車を運転 秋田地域振興局管内の出先機関の51歳男性職員が停職6か月の懲戒処分 秋田

秋田県は21日、運転免許が失効した状態で約6年間、公用車や自家用車を運転していた秋田地域振興局管内の出先機関に所属する51歳の男性職員を停職6か月の懲戒処分にしたと発表しました。

懲戒処分を受けたのは、秋田地域振興局管内の出先機関に所属する51歳の男性職員です。県によりますと、男性職員は2023年10月25日午後2時ごろ、公用車を運転して同僚職員と出張中、由利本荘市のコンビニエンスストア駐車場の電柱に衝突し、助手席にいた職員にけがを負わせる事故を起こしました。この事故で男性職員の運転免許の有効期限が2017年9月で失効していることが判明しました。男性職員は2019年秋に運転免許が失効していることに気付いたにも関わらず、事故までの間、車で出張や通勤をしていたということです。

県の聞き取りに対して男性職員は「話せば処分されると思って、言い出せなかった。公務員なのにこのような事をしてしまい申し訳ない」と話しているということです。

県総務部人事課の藤森浩二課長は「県民の信頼を損ねる行為として重く受け止めており、改めて全職員に公務員としての自覚を促し、再発防止を図ってまいりたい」とコメントしています。

県は職員の特定につながるとして、男性職員の所属や階級を明らかにしていません。

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