「日本政府は台湾問題に関する約束を守るべき」 駐日中国大使

 呉江浩駐日中国大使は20日、在日本中国大使館主催の「台湾問題と中日関係」についての座談会で次のように述べた。

 一つの中国の原則を定めた国連総会第2758号決議は国際関係の基本準則であり、国際社会の普遍的な共通認識〈コンセンサス〉となっており、すべての加盟国が順守すべき義務だ。中日国交回復の際、日本政府は中国側に対し、台湾問題に関する中国政府の立場を十分に理解し尊重するとし、一つの中国の原則を厳かに約束し、「ポツダム宣言」第8条の立場を堅持・準拠して、台湾とは「非公式な実務関係」のみを維持することを表明した。

 呉大使はまた、中国側は日本政府に対し、約束を守り、一つの中国の原則を守り、台湾問題で限度を超えた挑発をするのをやめ、「議員外交」や民間・地方交流の名目を掲げて公式交流を行ってはならず、既存の枠組みを突破しようと画策しないよう厳しく促すと強調した。

 在日本大使館サイトが伝えた。〔東京5月21日発中国通信〕

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