札幌自然史博物館 着工大幅遅れ 市、コロナ禍で集客見通せず

札幌自然史博物館の整備に向け展示方法の研究などを続ける博物館活動センター。展示されているのはサッポロカイギュウの骨格復元標本

 札幌市が大規模国際会議向け「MICE(マイス)施設」の近隣に予定している「札幌自然史博物館(仮称)」建設が大幅に遅れる見込みとなっている。当初は中島公園(中央区)内に2025年度着工も想定されていたが、コロナ禍で集客の先行きが不透明になり、MICE施設の建設可否が決まっていないことが一因。当面は民間施設と連携して建設に向けた機運醸成を図り、27年度までに整備に向けた調査検討を行う。

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